ご存知ですか? 世界腎臓デー 3月10日
毎年、3月の第2木曜日を「世界腎臓デー(World Kidney Day)」とし、腎臓病の早期発見と治療の重要性を啓発することを目的として、国際腎臓学会と腎臓財団国際協会によって提案され、世界6大陸100ヶ国以上の国々で取り組まれています。
腎臓は、腰のあたりに2個あり、握りこぶし大のそら豆のような形をした臓器です。主に、血液をろ過し老廃物を尿として体の外に排泄し体の中をきれいにする働きをしています。その他にも血圧の調節・ミネラルや酸性・アルカリ性のバランスを保ったり、骨を健康に保つなど、とても大切な役割を担っています。
この大切な腎臓は、一定レベルを超えて悪くなってしまうと、残念ながら、もう元にはもどれません。そうなってしまったら、人工透析を行うことになり、今まで通りの日常生活を送ることに支障をきたすことになります。
現在日本では、約1330万人、成人の約8人に1人は慢性腎疾患者であるといわれています。人工透析を受けている患者さんもすでに26万人を超え、毎年1万人ずつ増えています。その1万人の中に入らないために、今すぐできることは、まず減塩です。男性は8g、女性は7g、高血圧症の方は6gが1日の食塩の量の目安です。それを目指すには、お漬物(梅干し1個2g)を控え、汁物(1杯約2g)も具だくさんにし、汁の量を減らしましょう。めん類(1杯約6g)の汁を残す(3gに減ります)だけでもずいぶん違います!
腎臓は悪くなっていても自覚症状の表れにくい臓器です、定期的に検査を受け、健康に過ごせる時間を大切にしてくださいね!